ピースボート「フライト&クルーズで地球一周の旅」

2015年8月出航の第88回「ピースボート地球一周の船旅」に途中のドバイから乗船するコースを選びました。

一人参加の「88日間フライト&クルーズ・旅の記録」です。

11.ピースボートで地球一周りの旅・コトル

  <10月4日(日) 気温24度 曇り 北緯42.25℃ 時差−7H>


アドリア海をはさんだイタリア半島の東に位置するクロアチアのドヴロニクから200kほど南下したところにある町、モンテネグロのコトルに朝の7時に入港。


      



モンテネグロも、旧ユーゴスラビア社会主義共和国の一員で、独立したのは2006年。


コトルは、アドリア海から入り江までの美しい光景から、ヨーロッパ最南部のフィヨルドと呼ばれることもありますが、実際はリアス式海岸でした。


7年前、陸路からのツアーの訪問地でもありました。その時の添乗員さんからは、過去のツアー参加者のアンケート結果、あまり評判が良くなかったので、コトルの見学は希望者のみとの案内がありました。


私は参加することにしました。ドヴロニクからバスで片道2時間の距離でした。昼食後に出発したバスは、コトル湾にそった道を通過しました。バスの中は静まりかえってました。きっと同乗者の方たちは曝睡中だったのかもしれません。

私は観光中は、バスの中では寝ない主義、ガイドさんの話も楽しみにしています。バスのなかから、湖のような湾にそった、リアス式海岸の美しい光景にみとれていました。コトル旧市街は13世紀に造られた、まるで要塞を思われるような城壁に守られた町でした。


     


       コトルは、海から伝わったローマ・カトリック教と
       背後の山を越えて伝わった東方正教会が交わる境目の場所。
       住民はモンテネグロ人(45%)、セルビア人(29%)、ボスニア人(29%)、
       アルバニア人(5%)


       そのため、狭い旧市街には各宗派の教会がたっていました。


       総延長4.5kmの長さをほこる古代の城壁が市街地の上にそびえ、
       山の中腹の小さな教会は、15世紀に建てられた聖母教会。

   

           


          1166年に建てられた聖トリプン大聖堂

       


           1195年に建てられた聖ルカ教会

       


           1909年 聖ニコラス教会

     


               旧市街のカフェテリア

    


今回の船旅のスケジュールを見た、旅好きな長女の連れ合いからは、開口一番に「コトルが入っていますね。 いいですね。素晴らしい場所ですよ」との言葉が返ってきました。


きっとアンケートに良くない評価を書かれた方たちは、バスの中で曝睡していたのか?
あるいは好みの違いなのでしょう。


この日の見学では、コトル湾を一望できる山へいくことができました。
そこからの眺め、また、コトル湾の朝焼け。出港の時の光景、どれも素晴らしい体験となりました。

 山の中腹から、コトル湾に停泊中のピースボート・オーシャンドリーム号を眼下に臨む。


  


         


     


     


     


     


     


     

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