ピースボート「フライト&クルーズで地球一周の旅」

2015年8月出航の第88回「ピースボート地球一周の船旅」に途中のドバイから乗船するコースを選びました。

一人参加の「88日間フライト&クルーズ・旅の記録」です。

5. 地球一周りの旅・エーゲ海のサントリニー島

    <9月25日〈金) 気温28℃  北緯34.25度   時差 -6H>


羽田からドバイに到着後、ピースボートに乗船して2週間が経ちました。その間、蒸し暑い日が続いていました。


地中海に入った昨日からは、フランス南部から吹く、冷たい風のミストラルのおかげで、すごしやすくなってきました。


朝一番に10階のデッキに出ると、通路の頭上にツバメが鎮座していました。羽休めのようです。一晩ここですごしたのでしょうか。しかし、その後は、ツバメの姿を見ることはありませんでした。


 

                   


    
    <9月26日(土) 気温26度  北緯36.24度  時差ー6H>


今朝、地中海からギリシャとトルコの間に横たわるエーゲ海に入りました。
エーゲ海は、大小合わせておよそ 2,500 の島々が浮かぶ多島海で、大半はギリシャに属しています。日本でいえば、瀬戸内海のような場所になります。


            

              


      

  
午前8時、その中にある、ギリシャ本土から南東へ200キロはなれた島、サントリーニ島本島に、本船からテンダーボート(通船)に乗り換えて上陸しました。
            


サントリーニ島は、かつて大爆発を起こした火山が形成したカルデラ地形の一部で、陸地が陥没してできた山の頂上が島で、外輪山にあたりました。

    



カルデラにあたる湾を望む断崖の上に、白壁の家々が密集する景観でも知られ、エーゲ海の著名な観光地の一つになっている島でした。


             

              
私は、この日のツアーは「サントリーニ島の町や遺跡の見学」を選びました。バスで急坂を上った、外輪山の上に位置するイアの町からは、エーゲ海が望めます。


                       

              


ガイドさんからは、サントリーニ島の特徴の説明は以下のようなことでした。


*火山が多いのは、アフリカ大陸とユーラシア大陸が重なっている。
*火山島なので、水はミネラルが多く含まれている。
*17世紀以降、噴火していないが、いつ爆発するかわからない活火山。
*平屋根が多いのは、昔は雨水を溜めたため。今は、浄水場がある。飲料水は輸入したペットボトルを利用。
*夏は、北風が強いため、家も窓は小さい。
*白壁が多いのは日差しが強いため。
*電気は、近くの島から海底を通してひいている。
*人口は1万2千人で、教会は400。
*教会が多いのは、プライベートな教会が多いため。公共の教会は青と白に塗られている。
*風が強い地域のため、風車も利用されている。


このような話をを聞きながら、島の絶景スポットや、紀元前1500年の、噴火による火山灰で埋もれた街、アクロティリ遺跡を見学。


  


見学の後は、外輪山の上にある町、フィラで解散。


ツアーの参加メンバーたちは、町の土産物店でお土産を物色した後、断崖の真下に位置する港まで、思い思いの経路を選択して下りました。


私は、一番楽なケーブルカーを利用しましたが、なんと待ち時間が1時間にもなってしまいました。


            


島の観光客は、クルーズ船で訪れる人が多いので、一度に多くの人の帰船時間が重なってしまうことが、混雑に拍車をかけてしまうのでしょう。


若者たちは、急勾配の坂道を歩いて下っていきました。坂道の上り下り用に、ロバもいましたが、「ロバに乗りたい」といった年配者に、若いピースボートのスタッフが、ロバがかわいそうなので、ケーブルカーを利用するよう進めている会話も耳に入りってきました。(^-^)


ロバは、ケーブルカーに、その役割を取って代わられた代わりに、現在は、ケーブルカーの利益の一部が、ロバの所有者に支払われているそうです。


ケーブルカーを降りて、その頭上を見上げたとき、間じかに見える、その急勾配の光景に、改めて驚きました。

                

  



午後6時、次の寄港地、トルコのクシャダスに向かって、出港。


          

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